歩こう会 蔦屋重三郎ゆかりの浅草吉原散策

現在大河ドラマで話題の蔦屋重三郎ゆかりの浅草吉原界隈を 台東区ボランティアガイドさんと総勢15名で二つのグループに分かれて歩きました。
5月10日小雨の中 日比谷線三ノ輪駅で集合し、まずは浄土宗浄閑寺へ。ここは投げ込み寺とも言われ、震災、火災や、病気などで亡くなった多くの遊女が祀られています。遊女を悼んだ永井荷風、三遊亭歌笑、花又花酔らの碑もあります。
千束3丁目の吉原神社(九郎助稲荷)には小さな境内に多くの観光客。大河ドラマでは綾瀬はるかさん演じるキツネが語り部となっていますが、そのキツネさんがこちらに祀られています。
吉原のあった場所 現在の千束4丁目あたりを散策しましたが、この一角は沢山の盛り土がされ、周りは堀で囲まれ遊女が逃げられないような作りになっていました。
そして浮世絵にも描かれている見返りの柳と唯一の出入り口であった吉原大門を訪れました。吉原大門の前の道は大きくカーブしており近づくまで中が見えない工夫がなされています。
一部の街並みは北枕を避けるため交差点は直角ではなくわざと斜めになっており真北に頭が向かないよう考えられていました。
最後は蔦屋重三郎の墓碑がある日蓮宗正法寺。47才で亡くなった重三郎と、母や妻の名も刻まれた立派な墓碑を後にして2時間のコースは終了です。(別のグループは吉原弁財天にも足を運びました。)
現在はマンションが立ち並び昔の面影はありませんが 神社、堀の跡と思われる地形や、道の曲がり方などから吉原の名残を想像を膨らませつつ感じ取ることができました。
昼食は16名で浅草寺近くの元祖釜めし春で釜めしを食しながら親交を深めました。



